「CURED キュアード」というゾンビ映画があります。

この映画は ゾンビ映画 というカテゴリーでありながら、コロナウィルスによってパンデミックが起きたと言っても過言ではない、今の社会に問題提起すら与えるゾンビ映画 「CURED キュアード」 のあらすじ(注意!ネタバレ要素あり!)やキャスト・スタッフ・公開日など含め紹介します!

「CURED キュアード」 のあらすじ(注意!ネタバレ要素あり!)

「CURED キュアード」 のあらすじ

人間を凶暴化させ 感染したものをゾンビの ような風貌に変化させ ゾンビそのもののような 残虐性を 発揮させてしまう新種の病原体 メイズウィルス。
そのウイルスはヨーロッパを混乱に巻き込みそして特にアイルランドではその猛威を振るっていた。
そしてそれから6年後、メイズウィルスの治療法は発見され、「感染者」の75%は治療することに成功し「回復者」として社会復帰することとなる。
しかし残りの25%は、その治療法によっても完治することはなく、「感染者」というグループに区分分けされ収容施設に隔離され、 世間の人々は「感染者を生かしておいてもまたやがてウイルスが蔓延する」と考え、更にメイズウィルスに 感染したが完治した75%の「回復者」に対しても激しい敵意を持ち「回復者」 忌み嫌い激しい差別を行っていた。
メイズウィルスに感染したが症状を克服した若者「セレン」と「コナー」。
セレンは義理姉アビーのもとに身を寄せるが「回復者」を恐れる市民抗議デモの激しさは増すばかりだった。
それどころか治療済みの人々の社会復帰を監督する「カンター」は治療済みの「回復者」に対しても敵意をむき出しにしており「彼らが社会復帰するとなれば社会での暴動の類が起きたとしてもおかしくはない」とすら考えていた。
世間は「回復者」たちに「奴らはもう人間じゃない」「悪夢を見るか? 当然だろ!お前ら人を噛み殺したんだからな!」という野次罵声を浴びせ、強烈な差別意識を持ち「回復者は世間から完全な差別と弾圧を受け その市民権すら失われつつあった 。
しかも「回復者」は人をウイルスに感染してゾンビ化していた時の「人を噛み殺した」という記憶を消すことができず、 自分がゾンビ状態の時に何をやったのかはっきり覚えており、それが原因で PTSD に苦しむ人々も多かった。
また回復者は社会復帰するものの、家族からも強烈な差別を受け拒絶される有様であり、コナーは同様の理不尽に勅命した治療済みの人々を集め地下組織を作り、失われたし人間の回復を求める運動に従事するようになる。
そしてウィルスに一度感染し、 回復した75%の回復者は世間からの激しい弾圧を受け、自分らを差別する世間と戦うことを決意するのだった。
しかしそれに対して政府は感染者治療の権威である専門家が感染者にも効くワクチンの完全な完成に全力を注ぐ中、感染者たち5000人を安楽死させる計画を進めていた。
その頃セレンは感染者が隔離されている病院のスタッフとして雇用をされ、働くことになる。
しかし青年はそこで感染者たちが治療済みの 回復者に敵意を向けないということに気づく・・・
しかしウィルスに感染したことない人々が「感染済みの人々が社会に出てくればまたしてもメイズウィルスが 流行してしまうのではないかと騒ぎ始めある事件をきっかけに社会を再び大混乱に陥ることとなってしまうのだった。

(注意!ネタバレ要素があります!)

これはネタバレ的な要素を含むことになるんですが、結果的にこの物語の末路は、 政府は25%の完治出来ない感染者に対しての「ワクチンが発見されていること」も隠し安楽死させようとします。

それどころかセレンは、このメイズウイルスの免疫自体である「キリアン」の存在に気付いてしまうのでした。
そして物語は混沌とした 社会の中やがて秩序が回復したというニュースが流れますが 、本当の治療法が開発できるのにも関わらず、混乱は続くのでした・・・・

といったものです。

「CURED キュアード」の予告動画

コロナウィルスによってパンデミックが起きたと言っても過言ではない、今の社会に問題提起すら与えるゾンビ映画 「CURED キュアード」 の概要

この映画「CURED キュアード」は2017年にアイルランドとフランスの合作で作られ、ゾンビ映画なのですが、元感染者への差別や不寛容な社会にも焦点を当てたという映画です。
監督を務めたのは、今作が映画初監督作品となる新人監督デビッド・フレイン氏で、「ゾンビ映画は現代の社会問題を見事に反映することのできるジャンル」と述べておられ、今作の脚本はヨーロッパ中に救済措置と抗議が広がっていた頃に描き始めたそうで「当時も存在し、今でも残る激しい怒りの空気が、自分には手に負えないことによって苦しめられ、責任を取らされるということに他ならず、それは本作の元ゾンビたちとまったく同じだった」と後に語っています。

まるで 「CURED キュアード」 を監督した デビッド・フレイン氏 は現在、コロナウィルスによってパンデミックが起きたと言っても過言ではない、今の社会に問題提起を与えるゾンビ映画 といった印象すら与えるようです。

また、ゾンビに夫を噛み殺されたという過去を持ちながら、回復者の義弟を受け入れるというジャーナリストでシングルマザーのアビー役に扮するのは「JUNO ジュノ」「インセプション」「X-MEN:フューチャー&パスト」のエレン・ペイジさんですが、彼女はこの映画「CURED キュアード」では、プロデューサーとしても参加しています。

プロデューサーも兼任したエレン・ペイジ さん

またアビーの元に身を寄せるウィルスに感染し治療によって「回復者」となった義弟「セナン・ブラウン」は「二ツ星の料理人」「モンスターズ 新種襲来」のサム・キーリーが演じています。

「回復者」となった義弟「セナン・ブラウン」
を演じた サム・キーリー さん

「CURED キュアード」 のキャスト・スタッフ

監督デヴィッド・フレイン
脚本デヴィッド・フレイン
製作ロリー・ダンカン
エレン・ペイジ
製作総指揮エイダン・エリオット
アーロン・ファレル
コナー・バリー
ジョン・ケヴィル
キャストエレン・ペイジ – アビー
サム・キーリー – セナン・ブラウン
トム・ヴォーン=ローラー – コナー
スチュアート・グレアム – カンター
ポーラ・マルコムソン – リオンズ博士
音楽ローリー・フライヤーズ
ナイオール・ケネディ
撮影ピアーズ・マッグレイル
編集クリス・ギル
製作会社タイトルド・ピクチャーズ
サルヴェージ・プロダクションズ
バック・フィルムズ
配給バック・フィルムズ・インターナショナル
キノフィルムズ
公開 アイルランド 2018年4月20日
日本2020年3月20日
上映時間95分

「CURED キュアード」の公開日・上映館とまとめ

 「ゾンビ映画」でありながらパンデミックによって感染した者と取り巻く社会の風評や「差別」「弾圧」そして「終結」させるために「非人道」的な隠蔽を図る政府など、人々の恐怖心からのエゴや人間性の内面を描いた映画「CURED キュアード」

それはまるで「今現在の社会の状況」それ自体を映し出しているかにもみえます・・・。

そんな問題提起すら与えるゾンビ映画「CURED キュアード」 は、3月20日から東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

おすすめです!