電気メーカーとしても世界に知られるソニーが CES 2020会場でセダンタイプの電気自動車(EV)「VISION-S(読み方は ビジョン・エス )」を発表しました。

その「VISION-S」について製造・開発した目的や車両価格・値段、また「海外からの反応」や走れる走行距離、公開された「VISIONS Prototype」 の内装など交えて調べてみました!

ソニーの電機自動車(EV)「VISION-S」とは?

2020年1月に米国ラスベガスで開催された「CES 2020」
そこでソニーが発表した電気自動車のコンセプトカー「VISION-S(ビジョン・エス」
ソニーは電機メーカーでありながら「自動車業界への進出か!」と話題になりました。
このソニーが発表した電気自動車(SEV)VISION -Sは、合計33個のセンサーを搭載し、 車内外の人や物体を検知し確認する機能を備え、運転席からダッシュボードの左右にまで広がったディスプレイは、 地図 ナビゲーションや走行状況をドライバーに伝えるだけではなく、 レベル2の半自動運転機能を備え、 ステアリング操作・加速・減速の運転操作をコンピューターが自律的に制御できる性能を持ち合わせています。
( ドライバーは運転席のハンドルを握る必要があります)
また、 シートごとに埋め込まれたスピーカーセットにより、 搭乗者は、360 reality Audio に対応する音楽を楽しめる上、ナビゲーションの地図情報などを助手席で検索し、 運転席側にスワイプして送るといった操作も可能です。
さらに、インテリアには搭乗者やドライバーの頭の動きを追跡できる「ToF(Time Of Flight) センサー」が搭載され、 ドライバーが走行中に居眠り運転などをしているかどうかを検知する事も可能となっています。

VISIONS」というセダンタイプのEVをソニーが 製造・開発した目的

VISIONS」というセダンタイプのEVを ソニーが 製造・開発した目的を探ってみます。

2015年に車載センサーの部署を設置して、Boschやデンソー などにパーツを出荷していることから、ソニーが自動車メーカーへ対して力を入れている事がわかりますが、ソニーはこのコンセプトカー「VISION-S」を開発するために10社以上で協力しオーストリアの自動車開発企業マグナ・シュタイナーとの協業でまさしく「ゼロ」から作り上げています。

そして開発され製造されたセダンタイプの 「VISION-S」 は「VISION-S」 は「SAFETY」「ENTERTAINMENT」「ADAPTABILITY」という3つのコンセプトを持ち、自動車とネットワークを接続し、自動車とスマートデバイスなどを連携させる事により搭載されたソフトウェアを常にアップデートすることが可能となり、室温や温度などの車の環境をドライバーに応じて最適化することもできるようになっています。
このコンセプトによって様々なデータ取得が活用され、データがクラウドに蓄積されるのです。
つまり「VISION-S」は単なる移動手段なのではなく、その車自体がビジネスシーンで活用されることも考えて作られたシステムを搭載されているデバイスということにもなのです。

開発責任者をつとめた川西泉氏は「マグナ・シュタイアから自動車としてあるべき設計について多くを学んだ」と言います。
ソニー社長兼CEOの吉田憲一郎氏は「ソニーもまたモノをつくる企業として、ソニーの手法や培ってきた技術が使える部分も車作りを学ぶ事で見えてきた」という趣旨の話をしています。
そして吉田社長は「VISION-S」に対して、こういった目的があったものと思われます。
それは「モバイルという時代の先に見えてきた、モビリティによる会社革命」
この事について吉田社長はこう話します。
「末端技術の中でもコンポーネント事業でも、ソニーが貢献できる分野はあります。イメージセンサーはその代表的な例です」と。
この話からもわかりますが、モバイル時代は密やかな終わりを告げようとしているのではないでしょうか・・・。
吉田社長は「モバイル時代の先に展開するものそれがモビリティだ」と確信しているのです。
現時点での「VISION-S」はあくまでプロトタイプだそうです。
つまり、まだスタートは始まったばかりであり、これからの先を見据えた構造や未来を作ることを目的にソニーは「VISION-S」の開発に挑んだと思われるのです。

また 「VISION-S」 は将来的に緊急時も自動車側に操作を委ねることが出来るレベル4をクリアすることを前提に設計されているそうです。

「VISION-S」の値段・価格

「VISION-S」 はまた販売の予定はない「プロトタイプ」なので、正確な車体価格や値段は分かりませんが、 「VISION-S」 に蓄積されるデータについて IoTイノベーション・センター長の八子 知礼氏は、 「VISION-Sはセンサーの塊です。したがって、走行した道路の温度、騒音、渋滞状況、事故の起こりやすさなどのさまざまなデータを取得・蓄積します。そのデータを使ったビジネスが想定されていると思います。そして、データを提供してもらえるなら、パッケージの価格を月2万円ディスカウントしますといった事もあり得るのではないでしょうか?」 と話されています。

つまりこの話から考えても、様々なデータの収集が可能な 「VISION-S」 はそれ自体がビジネスに使うデバイスとなりえるため、その正確な値段や価格については「VISION-S」を購入する事自体がビジネスに繋がる可能性もあり正確な価格はその市場で「VISION-S」がどういった形式(リースとか)で販売されるのかにもよるものと思われます。

「VISION-S」が走れる距離とは?

現地点でどれだけの距離を電気自動車である「VISION-S」走行できるのかは不確かですが、 この試作車(プロトタイプ)を2020年中にも公道で走行実験する予定にしているそうで、今年中には「VISION-S」が走れる距離を発表するものと思われます。

VISIONS Prototype」 の内装

VISIONS Prototype」 の内装が画像で公開されていますので掲載します。

「VISION-S」の スペックとまとめ

3つのコンセプトを持ち、33個のセンサーを搭載した電気自動車(EV)・VISION-S

スペックは以下の通りです。

全長4895mm
全高1450mm
全幅1900mm
ホイールベース3000mm
乗車定員 4名(全席に独立シートスピーカー)
車両重量 2,350 kg
定格出力 200 kW x 2 (フロント/リア)
加速性能 4.8秒 0–100km/h
最高速度 240 km/h
アクスルシステム ダブルウィッシュボーン式サスペンション
(フロント/リア)
駆動方式 四輪駆動
最低地上高 120 mm~135 mm
タイヤサイズ 245/40R21(フロント) 275/35R21(リア)

モビリティへの可能性を新たなる形でソニーが実現させようと製造した車です。

更なる次の時代にむけ、更なる進化をつづけるこのVISION-Sを紹介させてもらいましたが、ひきつづき新たな情報が入れば紹介させてもらいたいと思っています!