皆さんは無人バイクってご存知でしょうか?
映画「ターミネーター」でも登場しますが、本当にあるんです。
ヤマハ・BMW、ドミノピザでの無人バイクへの開発や取り組みについて紹介していきたいと思います。

無人バイクとは

「無人バイクって本当にあるの?」
そんな言葉すら出てきそうな無人バイクですが、映画「ターミネーター4」では、バイク型のターミネーターが登場していますよね。

まさに名のとおり「ライダーが乗っていないバイク」なのですが、あながち夢とも言い切れなく、実は身近なところで「無人バイク」は出現しているのです。

それは「ラジコンバイク」です。

実際、本物の無人バイクの開発も行われているのですが、実はラジコンバイクは古くからあり、1979年(昭和54年)には、ラジオコントロールモデルを中心とした模型メーカーの老舗である「京商株式会社」から、フロントフォークを左右に倒すという仕組みを使い、補助輪なしで左右にバンクしながらコーナリングして2輪走行できるエレックライダーというラジコンを発売し、翌年の1980年にはエンジンを搭載したラジコンバイク「モトライダー」が発売されました。

現在ではジャイロ搭載で抜群の安定性を発揮する「ミニッツレーサー」というシリーズまであります。

この事からもわかるのが、実はラジコンで「無人バイク」というものは既に約40年前に実現していたのではないでしょうか・・・・

BMWの無人バイク

先ごろBMWから、無人バイクが走る姿の動画はアップされました。

誰も乗っていないバイクが、静止状態から発車して、コーナーを曲がりブレーキをかけます。

しかも自分(バイク)の判断で!

いわゆる自動車と同じ「自動運転」となるのですが、二輪開発部門BMWモトラッドは、自動運転バイクの研究開発に2年以上を費やしてきたそうです。

(個人的には、たった2年で作れるとは!と思うのですが・・・)

ただし、BMWでの開発意義は「この技術の一部をバイクに応用して、危険なライディングコンディションにおける高い安定性を実現する」という目的意識があり、自動緊急ブレーキやレーンキープシステムといったものをバイクに実装し、避けられる事故を減らすことが狙いとの事です。

つまり、BMWは「より安全性の高いバイク」を作る事が目的のようですが、確かにBMWがつくるバイクは、安定と安全を追求したサスペンション「デュオレバー」と「テレレバー」「パラレバー」といった安全性と機動性(コーナリングでの安定性)に特化した技術をバイクに実装し、ボタン一つで1人乗り、1人乗り+荷物、2人乗り+荷物といった3段階の加重調整すら可能にした「ESA(Electronic Suspension Adjustment/電子制御サスペンション)」を実装する等、バイク界では抜きに出たバイクを開発して、尚且つ販売しているから、今回の無人バイクに対するコンセプトもうなずけるところでしょう。

ヤマハの無人バイク

日本でも無人バイクの開発は行われています。
ヤマハが2017年に行われた「東京モーターショー」で自立して人を乗せずに移動できる電気自動二輪の試作車「モトロイド」を公開しているのです。

「モトロイド」は、バイクの傾きを数千分の1秒単位でバイク自体が感知し、後輪からハンドルにかけて一直線に伸びる軸をねじってバランスを取り、前後二つの車輪だけで自立し自走する上、AI(人工知能)とカメラをふたつ搭載して、オーナーが呼べば「モトロイド」が近づき、オーナーの傍まで来て停止するという事までやったのです。

つまりヤマハは、無人で走る・倒れない・呼んだら来るバイクである「モトロイド」の試作品まで作っていたのでした!

とは言えど「モトロイド」は「ライダーとの一体感」をコンセプトに作られており、レイアウトはデザイン的にもまさしく「人馬一体」となる事が意識され、シートの後部にある突起はライダーの腰の部分にフィットして、程よい一体感をライダーに与えるそうです。

また、バランスの制御の原理は、振り子のようにオモリで重心を得るといったとても単純な仕組みでありながら、AIやカメラを搭載しつつ、結果的には転倒せずに自立するオートバイを作り出すことに成功しているのでした。

ドミノピザで無人バイクが!無人バイクのまとめ

大手ピザチェーン・ドミノピザでイギリスで「無人配達バイク」を開発され、公式アプリで注文したピザをイギリス国内に限って、無人バイクで配達する動画が公開されています。

デザイン的には、まるでロボットが両手で前輪をつかみ、両足で後輪をつかんでいるような姿にも見えますが、この無人配達バイクは、ドミノとノードライバーを掛けて「Domi-No-Drivers」と名付けれています。

驚かされるのは、「Domi-No-Drivers」の能力で、通常のバイクに比べて約4倍の配達能力があると言われており、GPSが搭載されている他、Pizza Interface (PI) というシステムが実装され、配達先までの最速ルートが計算して配達するそうです。

どうでしょうか。

ひょっとすると近い未来に、「無人バイク」が街中を走る日も来るかもしれませんよ。