かつて 「あしたの、喜多善男〜世界一不運な男の、
奇跡の11日間〜 」というドラマがありました。

主演に「小日向文世」さん、他に松田龍平さん、 小西真奈美さん、栗山千明さん、 吉高由里子さん、 要潤さんらが脇を固めているといった豪華な出演陣のドラマでありました。その「あしたの、喜多善男」を紹介します。

あしたの、喜多善男とは

「あしたの、喜多善男〜世界一不運な男の、
奇跡の11日間〜 」(以下「あしたの、喜多善男」とします)とは、 2008年に全11話で放送されたTVドラマで三島由紀夫(みしまゆきお)の「命売ります」をヒントにして、自殺することを決意した男の自殺までの1週間を描いた島田雅彦(しまだまさひこ)さんの小説「自由死刑」を原作に、脚本を「沙粧妙子-最後の事件-」や「アナザヘブン」の脚本を担当した事でも知られる飯田譲治(いいだじょうじ)さんが手がけ、原作では逆説的に「自ら命を絶つ」事を批判している内容に対して、ドラマでは 生に絶望した主人公がきっかけともなる、自分のもうひとつの人格と対峙して「再生」していくまでを描いています。

あしたの、喜多善男のあらすじ

人は良いが、不運だらけの人生を送っていた喜多善男(小日向文世)。 しかし、 看護師時代に知り合った鷲巣みずほ小西真奈美)と11年前に結婚して幸せの絶頂にいたが、半年で破局。さらに 善男の唯一の友人であり、みずほとの出会いから結婚までを取り持った恩人である 三波貴男 (今井雅之)が 11年前の11日後にタイで起きた飛行機墜落事故で死亡してしまう・・・。それに加えて勤めていた出版社を追われ、多額の借金まで抱えてしまい、何もかもがうまくいかなくなったため、11日後の三波の命日に人生を終えることを決意する。 だが不思議なことに、その日から彼は キャバクラのスカウトマン 矢代平太 ( 松田龍平 )や様々な人々や出来事に遭遇し始め、退屈だった人生は刺激的なものへと変わってゆく・・・。しかしその頃、 これまでで臆病な面がある一方、普段の善男とは正反対の邪悪かつ狂気的なもう一人の人格(「ネガティブ善男」と呼んでいる)が時折現れるようになり、 善男のみに見える幻像のようなる。しかも 「ネガティブ善男」 は自分の存在を否定するかのようなネガティブな言葉を吐きつづけ善男を死へと誘いだし絶望させる存在となっていく。 さらに死を決意してから運命が大きく転回し、様々な人間の「私欲」に巻き込まれつつも周りの人間の想いを徐々に変えていく善男。ついには 善男に保険金をかけ、そのお金を奪おうとしていた 平太 も「 善男 」の自殺を止めさせようと思うようになる。そしてついには 飛行機墜落事故で死亡したはずの三波も生きていたことが分かり、義男と三波は再会するが、そのとき 「ネガティブ善男」 が現れ、三波すらも金の為に善男を殺そうとしていた事を語るのだった。しかし 善男 はすべて知っていた・・・。 全て分かっていたのは 善男本人だったのだ。やがて来る11日後という人生のタイムリミットを前に、平太は善男にすべてを「死んでほしくない」という。それでどころか全てを知った上で警察からの質問にも誰も何もしていないと言う善男 。最後には 平太も、はめようとしていた周りの人全てが、善男の自殺を止めさせようと思うようになる。

最後を迎える11日目、 善男は死ぬ決意を固め、行方をくらました。善男の自殺を止めたい平太は、善男がみずほを連れて行こうとした地を死に場所にすると話していたのを思い出す。だが、みずほは思い出せず、平太は焦るのだが・・・・といったものです。

あしたの、喜多善男の登場人物

喜多善男 – 小日向文世
本作の主人公。 人は良いが、不運だらけの人生を送っていた。 何もかもがうまくいかなくなったため、11日後の三波の命日に人生を終えることを決意する。

矢代平太 – 松田龍平
キャバクラのスカウトマンだがタクシー待ちから善男と出会い、 善男が死のうとしていることを聞き、表面上は残りの人生を楽しいものにしようと協力するが、実は恋人のリカの借金のために、善男を利用して保険金を騙し取ることを目論んでいたが、やがて善男の行動や想いに心が動かされ自殺を止めようとする。

鷲巣みずほ – 小西真奈美
看護師時代に知り合った善男と11年前に結婚するが、半年で破局した元妻であったが、今では善男との関係を消したい過去とすら考えている。

長谷川リカ – 栗山千明
平太の彼女。父親の借金返済のために平太と組んで善男を利用しようとするが・・・。

宵町しのぶ – 吉高由里子
元人気アイドル。ふとしたことから彼女を気に入った善男は平太のコネで知り合うが、しばしば予測の付かない破天荒な行動で善男を振り回し最後には自殺を止めさせようとする。

与田良一 – 丸山智己
杉本の下でみずほや善男の身辺調査を行なっているが、肝心な所で間抜けなことをする。

矢井田 – 吉家章人
しのぶのマネージャーで知り合いの平太に頼まれ、しのぶに善男と会う仕事をさせる。

三波貴男 – 今井雅之
善男の唯一の友人であり、みずほとの出会いから結婚までを取り持った恩人。11年前の11日後にタイで起きた飛行機墜落事故で死亡しているが実は生きていた。

鷲巣英人 – 神保悟志
アパレルメーカー・WAYCYSコーポレーション前社長で、みずほの二番目の夫だが、多額の保険金をかけられ謎の死を遂げてしまう。

森脇大輔 – 要潤
WAYCYSコーポレーション社員であり、みずほの側近として彼女をサポートしているが、機を狙って会社の乗っ取りを企んでいたが、最後にはすべて失敗に終わる。

杉本マサル – 生瀬勝久
保険調査員。保険金の支払いをこれまで100%無効にしている凄腕で、シロのケースであってもクロにしてしまうほどの凄腕。鷲巣の死、みずほの保険金多額受け取りに絡んだみずほの身辺調査の過程で、元夫であった善男もマークしており最終的には事実をつかむ。

あしたの、喜多善男のとまとめ

放送当時、「アウトレイジ」など現在では様々な小日向文世さんが初の主演を務めた。このドラマ 「あしたの、喜多善男〜世界一不運な男の、奇跡の11日間〜 」 ですが、謎めいた事実が毎回分かっていく構成に喜多善男の絶望の中からの再生が垣間見れる感動できる作品でした。 あしたの、喜多善男 おすすめです!