皆さん化粧品等で「プラセンタ」という成分を聞いた事はありませんか?
女性には嬉しい効果が望めるのではといわれる成分プラセンタなのですが、そのプラセンタについて、成分や効果をわかりやすく砕けた説明で解説していこうと思います。

プラセンタとは?

プラセンタとは、豚・羊・馬などの哺乳類の胎盤から成分を摘出して作られたものです。
プラセンタは、主に健康食品や化粧品などに配合して使われている成分ですが使われるプラセンタは豚・羊・馬の物の他、魚の卵巣膜から抽出される「海洋性プラセンタ」「マリンプラセンタ」や、植物の胎座から抽出された「植物性プラセンタ」があります。
(「海洋性プラセンタ」「マリンプラセンタ」「植物性プラセンタ」は哺乳類の胎盤から抽出されるプラセンタとは異なります。)
ちなみに日本では、狂牛病(BST)の発生以降、厚生労働省の通達により、化粧品等がつくられる成分としては殆んどの場合、牛の胎盤は使われていません。
プラセンタの主要成分としては、アミノ酸・ペプチド・グリコサミノグリカン ・タンパク質・糖質・核酸・ビタミン類などが挙げられますが、アミノ酸では10種類以上のアミノ酸が含まれており、ビタミン類では、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB3・ビタミンB6・ビタミン B12・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンEなどのビタミン類が豊富に含まれています。
また、日本では、プラセンタの歴史は意外と古く、第二次世界対戦末期にプラセンタを含む経口栄養剤が開発されており、国内で販売されていました。
開発当時は、妊婦の母乳成分泌不全のと、新生児の死亡率改善には大きな効果を果たしたそうです。
その後、さらにプラセンタはそれを原材料とした食品・化粧品の研究開発が進められ、多くの製品が作られています。
プラセンタの効果や効能、働きとしては、「更年期障害に良い」「冷え性に良い」「貧血に良い」「滋養強壮に良い」「美容に良い」 といった効果が見込まれ、高年齢期の美肌作用や体質改善といった効果も注目されています。

プラセンタの効果や働き

プラセンタサプリメントの促す効果や働きについて説明します。
プラセンタは、主に馬や羊・豚の胎盤から成分を摘出してつくられたサプリメントですが、効果や働きは様々なものが期待できます。
それでは、主に注目されるプラセンタの効果や働きの挙げてみます。

・アンチエイジングに対する効果
アンチエイジングとは、抗加齢という意味を持つ言葉なのですが、いつまでも若々しい心と体を維持したいという意味合いを込めた言葉となります。
類似する意味合いを持つ言葉として高齢者がいつまでも元気で健康に年を重ねていくこと意味する「サクセスフル・エイジング」という言葉も使われるようになりましたが、プラセンタサプリメントには、こうしたアンチエイジングやサクセスフル・エイジングしめす「いつまでも元気で健康に年を重ねていくこと」に役立つの効果や働きがあります。
その中でも、アンチエイジングに対して挙げられるプラセンタの効果では、「抗酸化作用」というものがあります。

抗酸化作用とは?

人間の体は 様々な栄養素が取り込まれます。
しかしその栄養素の中にも使いきず、体内に残ってしまう栄養素もあります。
その栄養素が呼吸をすることによって取り入れられる酸素と結びついてしまい、各種の細胞や臓器を錆び付いたような状態してしまうのが酸化というものです。
例えば、 放置してあるリンゴがやがて茶色く変色するのは、酸化によって引き起こる状態です。
人間の体内に残った余分な栄養素も、それと同じような現象が起きてしまい、その酸化が人間の体の老化を進めていってしまうのです。
また、酸化によって組織は正常な働きができなくなり、糖尿病・高血糖症・肝臓機能の低下などの生活習慣病を引き起こす原因になってしまうのです。
プラセンタは、その酸化を抑える「抗酸化作用」があり、老化の進行を抑え、人間の体を健康に保つ働きがあるのです。

過剰に発生した活性酸素を除去する働き

呼吸で取り込んだ酸素の約1~3%が活性化し、この活性化した酸素を「活性酸素」と呼びます。
この活性酸素は、体内に侵入したウイルス・病原菌や有害細菌を撃退して、体を守る重要な働きがあります。
しかし、活性酸素は日常にある要因によって誘発され、過剰な発生をしてしまうのです。
その過剰発生の理由には、紫外線、大気汚染、放射能、飲酒や喫煙、添加物の多い食品の摂取、といった事が挙げられますが、身近にある活性酸素の過剰発生の理由としては、ストレスも活性酸素の過剰発生を引き起こす原因になってしまうのです。
この活性酸素が体内で過剰に発生した場合、活性酸素は逆に細胞を傷つけ、身体を錆びさせ、肌を老化させたり、体調不良を引き起こす原因となってしまいます。
ですがプラセンタに含まれる成分は、体内で過剰に発生した活性酸素を除去する作用があり、体内の健康バランスを維持して、私たち人間の身体に良い影響を与える効果があります。

ホルモンバランスの修復

私たち人間は、現代社会で生きるために様々なストレスを抱えてしまいます。
また、そのストレスが原因で生活が乱れることも、多々あることだと思われます。
そうした生活の乱れや、ストレス、また過剰な飲酒、過度なダイエット、運動不足は、ホルモンのバランスを崩し、身体に悪影響を与え、老化を促進させてしまいます。
プラセンタには、その崩れたホルモンバランスを調節する働きがあり、体の悪影響を緩和すると共に、精神を安定させる抗ストレス作用があると言われています。
また疲労回復や肝機能の改善などの効果があり、男女ともに健康状態を修復プラセンタは、アンチエイジングにおいても高い効果が望める栄養素なのです。

プラセンタと美容効果

プラセンタは、美容効果の高い栄養素としても注目されています。新陳代謝を活性化させ、老化した角質の代謝を高める他、痛んだ組織を健康な状態へと回復させるため、美肌効果にすぐれており、基礎代謝を向上させ、血圧を調整し、血行促進を促します。
また、プラセンタには抗アレルギー作用があり、疲労回復や体質改善にも役立つため、アンチエイジング・美容効果だけではなく健康維持の上でも男女ともに効果や効能が期待される栄養素です。

マリンプラセンタとは?

近年では、「マリンプラセンタ」もしくは、「海洋性プラセンタ」と呼ばれるものがあります。
マリンプラセンタとは、厳密にはプラセンタではありません。
そもそもプラセンタとは、胎盤を意味する言葉で、マリンプラセンタの場合、胎盤から抽出されている成分ではないのでプラセンタではないのです。
マリンプラセンタでは、原料として鮭の卵巣膜を使用して抽出されており、 動物性由来の馬や豚などのプラセンタと似たような成分が多く含まれていることから、マリンプラセンタと呼ばれているのです。
では、マリンプラセンタには、どのような成分が含まれているのかと言うと、18種類のアミノ酸に加え、ヒアルロン酸、コラーゲン、コンドロイチン、エスラチン、核酸といった成分が含まれています。
またマリンプラセンタは、人間の体に必要な20種類のアミノ酸の中で、 人間の体内では合成できない9種類の必須アミノ酸というものがあります。その9種類の必須アミノ酸全てをマリンプラセンタは 含んでおり、アミノ酸の保有数で言えば、マリンプラセンタは哺乳類から抽出されるプラセンタより多くのアミノ酸が含まれています。そのことからマリンプラセンタは、プラセンタと同様に美容効果や健康維持に役立つ栄養素として大きな期待が持たれています。

植物性プラセンタとは?

植物性プラセンタは、植物の中でもわずかしかない胎座の部分を集めて、成分を抽出した栄養素で、厳密にいえば哺乳類の胎盤から抽出するプラセンタとは違う栄養素です。
近年では、雑穀や果実・野菜といった植物を原料にした「植物プラセンタ原液」というものも登場していますが、成分表示では胎座ではなく、胚芽部分、またはイソフラボンなどの植物由来のエストロゲン様物質である場合があります。
植物プラセンタ原液は、植物性プラセンタとは異なるものなのです。
植物性プラセンタの成分としては、動物から抽出するプラセンタとは違い、成長因子は含まれていなく、主な成分としてはアミノ酸が占めています。
つまり、植物性プラセンタとは、 豚や馬の胎盤から抽出されるプラセンタとも、卵巣膜から抽出されるマリンプラセンタとも、成分自体が別の栄養素ということになります。

まとめ

プラセンタという栄養素について説明してきましたが、?プラセンタ以外に マリンプラセンタにしろ 植物性プラセンタにしてもその効果は体によいものとして機能するものと思われます。
ただし、過剰に摂取するということにはどういったものにしても良くないので、栄養補助食品なのでこのプラセンタを取る場合、使用上などに注意して、とりすぎないことをお勧めします。