2019年10月4日から日本でも公開された問題作といわれ「ジョーカー 」ですが、 バットマンに感情移入できなくなる映画「ジョーカー」
「なんでだよ、なんでそんなことがあったのかよ。それを俺と同じなんじゃねえの・・・」そんな思いにさせてしまうようなそんな同調を思わせてしまうようなことから
「危険な映画」とさえ比喩される映画「ジョーカー」映画「ジョーカー」は今までに描かれていないバットマンの宿敵「ジョーカー」の過去について語られた映画ですが、そのあらすじやバットマンとの関係や、映画「ジョーカー」の評価について探ってみました。

映画ジョーカーとは(ネタバレあり)

2019年10月4日から日本でも公開された映画「ジョーカー」
今まで語られなかったバットマンの宿敵でもあり、悪の象徴ともいえる「ジョーカー」の生い立ちを映画監督トッド・フィリップスがオリジナルのストーリーで描いた描いた「危険な映画」とも言われる問題作です。
虚構と狂気が荒廃した街に母親と暮らす心優しき男アーサーが、狂気の道化師「ジョーカー」になってしまうまでを切ららに描いた今作ですが、いくつかのキーワードに基づいた出来事からこの作品を観た後に、観た者に強烈な心象を抱かせ
「バットマンを正義として捕らえる事は出来なくなる」内容となっています。

映画ジョーカー「俺の人生は悲劇だ。いや違う喜劇だ。」

「俺の人生は悲劇だ・・・。いや違う喜劇だ」というこの台詞。
後にジョーカーに変貌する主人公アーサーが作中でいう台詞なのですが、この台詞の元は労働を強いられ皮肉な運命に翻弄する工員の喜劇を描いたチャールズ・チャップリンの名作「モダン・タイムス」へのオマージュとも思えます。
実質、「ジョーカー」の予告編で使われた楽曲「スマイル」はチャールズ・チャップリン自身が作曲した「モダン・タイムス」のエンディング曲でもあります。

映画ジョーカー「恋人ソフィー」

優しさを持ったアーサーが裏切られ、妨げられ、絶望に暮れる中一人のキーマンとして恋人ソフィーの存在が、アーサーの拠り所となるのですが、しかし物語りは残酷な展開と結末と「事実」に辿り着きます。
同じアパートのエレベーターで少しの話をアーサーはソフィーと交わします。
純粋な男アーサーその会話に動揺し、翌日ソフィーの職場まで彼女をつけていってしまいます。
更に翌日アーサーの部屋にソフィーは訪れ「あなた、私をつけていたでしょ・・・」といわれてしまいますが、彼女はアーサーを拒むどころか笑って受け入れてくれるのでした。
しかしその後アーサーは友人と思えた人間からの絶望的な裏切りと、取り返しのつかぬ過ちを犯します。
そんな絶望に満ちるアーサーだったのですが、ソフィーとは恋仲となりソフィーだけがアーサーの拠り所となっていきます。
しかし更なる絶望の真実がアーサーに告げられ、アーサーは恋人ソフィーの部屋へ勝手に上がりこみます。
そのアーサーにソフィーは「早く出て行って!!あなた確かアーサーって人ね!!」と血相を変えて叫びます。
真実はこうでした。
ソフィーにとってアーサーは恋人ではなく、ただ一度だけエレベーターで話した男であり、つまりアーサーとソフィーの思い出はその全てがアーサーの作り出した妄想だったのです・・・。

映画ジョーカー でのトーマス・ウェイン

アーサーに「自分の父親ではないのか」という疑問を抱かせた人物トーマス・ウェイン。
市長選挙に出馬予定の資産家トーマス・ウェインは貧困に苦しむアーサーや母親ペニーとは裏腹に、点綴的な富裕層の人間です。
アーサーが自分の父親かもしれないトーマス・ウェインに望んだものは贅沢な暮らしでもなく、お金でもなく、父親からの愛情だけでした。

「別に会って困らせようとしている訳ではないんだ。僕はパパからのハグがほしいだけなんだよ」

この台詞がアーサーがトーマス・ウェインに求めたものを語っています。
しかしこのトーマス・ウェインが自分の父親かもしれないという希望も消える事実をアーサーは突きつけられることになるのです。

「どんなときも笑顔で人々を楽しませなさい」とアーサーに教えてきた母親ペニーの真実であり、それはペニーが妄想障害であること。
自分は養子であること。
幼い時のアーサーは母親ペニーの恋人から虐待を受けており、その虐待をペニーも黙認していたこと。
全てを知ったアーサーの中で最後の光が消えて、何かが弾けていくのでした。

映画ジョーカーのまとめ

数々の悲劇と虚構が満ち溢れた映画ジョーカーですが、恋人ソフィーの存在も母親ペニーの存在も「父であるかもしれない」トーマス・ウェインの存在も彼にとっては絶望にたどり着くためのキーワードになってしまったのかもしれません。

ジョーカーと変貌した彼は後にバットマンと戦うことになるのですが、アーサー 父かもしれないトーマス・ウェインはバットマンであるブルース・ウェインの父親でもあります。

映画ジョーカーはバットマンで抱かれた様々な伏線や疑問に答えた作品でもありますが、しかしそれ以上に悲しくそして、心が激しく打たれる作品であるかもしれません。
是非皆さんも衝撃的な心の揺さぶりを重く重く問いかけてくる問題作「ジョーカー」を観てみるのはいかがでしょうか
・・・。