現在も続く「ガソリンの価格の高騰」ですが、ガソリン高騰の理由と原因その背景を探ってみると、ガソリン高騰に至ってしまったのは実は今に始まった事ではなく、幾つかの出来事がまるでドミノ倒しのように働いて起こった出来事複線上にあった出来事とは以下のことが挙げられます。
・イラク戦争
・アメリカを直撃したハリケーン・カトリーナ
・新興国の大量消費
・投資家たちの操作の果て
・2019年10月から消費税の増税
この過去から続く、ガソリン高騰の理由と原因その背景について調べてみました。

ガソリン高騰の理由と原因その背景「1991年に起こった第一次湾岸戦争と呼ばれる、イラン・イラク戦争」

戦争は様々な経済事情に影響していきます。
それは、ガソリン高騰の理由と原因その背景にも深く関与しています。
過去を辿れば挙げられるのは、1991年に起こった第一次湾岸戦争と呼ばれる、イラン・イラク戦争 です。
1988年に端を発した湾岸危機から戦争にかけて石油価格は値上がりし、当時バブル景気に浮かれていた日本経済を直撃しました。
その際は今ほどの物価高は起きてはいませんが、この戦争にアメリカ軍は延べ610億ドルを費やし、日本はその内90億ドル、日本円にして1兆790億円を援助しています。
そして2003年、第二次湾岸戦争と呼ばれるイラク戦争が勃発します。
この戦争で石油開発は油田施設やパイプラインへの攻撃で産油量が低迷してしまい、イラクは世界第二位の埋蔵量でありながら、安定した供給を行えない上、ブッシュ大統領が発言した「世界民主化」は、民主化とは構造的に違う王政や独裁制であるアラブ諸国の不信感をますます募らせてしまい、石油危機の再来が恐れられる事となりま す。このため、資本力と政治力で石油の探鉱、採掘そして生産、輸送、精製、販売まで全ての段階を行い、シェアの大部分を寡占している石油系巨大企業複合体の総称でもある石油メジャーを中心に石油資源買いが発生し、原油価格は戦闘終結宣言後から急速に価格が上昇しはじめました。

ガソリン高騰の理由と原因その背景「ハリケーン・カトリーナ」

2005年8月末にアメリカ合衆国南東部を襲った大型のハリケーンであるハリケーン・カトリーナ。
2004年より中国における需要増大などによって原油価格の上昇が続いていたが、最大風速:1分間平均 78 m/s (280 km/h) である、ハリケーン・カトリーナの接近でアメリカ合衆国の主要な油田地帯であるメキシコ湾沿岸は原油産出の中断を余儀なくされ、さらに原油精製施設も被害を受け、閉鎖に追い込まれた。
勿論施設の復旧にはかなりの時間を要することは明白でその間、原油の供給断絶に対する不安を拭い去る事はできない。(寒波が来ても暖房器具が動かせない為に起こりうる凍死・発電所の停止などによる都市機能停止・パニック・暴動など等)そしてアメリカ政府エネルギー省は国内のガソリン価格上昇などを受けて、戦略備蓄石油(戦争などによる石油需給量の変化に備えて備蓄された石油。国の運命を左右しかねない貴重な物資ともいわれる)を石油会社に貸し出すことを決定し、それに応じて国際エネルギー機関 (IAE)は、日量200万バレルの緊急石油備蓄放出を決め、各国に緊急石油備蓄放出の協力を求めたのです。

ガソリン高騰の理由と原因その背景「新興国の大量消費」

近年に入り世界の原油需要量は変化していきました。
新興国の原油需要量が上がって行ったのです。
インド・ロシア・中国・ブラジルなど。
また、南アジア、東南アジア諸国の原油需要量も増加しており、アジア全体では中国も加え世界原油需要量の17%を占め、2030年には29%に達するといわれています。
つまり、石油を必要とする国が増えていったという事です。
また、ハリケーン・カトリーナの回でも触れましたが、そういった国でも緊急石油備蓄は必要性が高まり、さらに原油の需要量は上がっているのです 。

ガソリン高騰の理由と原因その背景「投資家たちの操作の果て」

投資家にとって、安く買って高く売るといったことは昔も今も変わりない利益の算出方法です。
現在に至ってもそれは変わりなく、ガソリン高騰に至る複線的な出来事がこれだけ発していればそれを投資家が見逃すはずはありませんでした。
原油の供給不安は市場に投資家を招いたのは悪い事ではないでしょうが、結果的に値上がりするものだという見込みが、煽りが煽りを生む事態となり、ガソリン高騰に端を発する、物価上昇に影響したひとつの理由となってしまったことは否めません。

ガソリン高騰の理由と原因その背景「2019年10月から消費税の増税」

1日あたりの石油の消費量の多い国のなかで、アメリカ、中国、インドについで、日本は世界で4番目に多いというデータがあります。
もちろん、日本国内の事情もガソリン高騰の理由と原因としては大きく、絡んで行きました。
「2019年10月から消費税の増税」国内需要として「陸送業界」のみならず、各業界にも大きな衝動を与え、「提携需要」「駆け込み需要」に拍車をかけた事は言うまでもありません。
日本の場合、ガソリンの原料となる原油は99.7%を海外から輸入し、国内の製油所でガソリンへと精製するという状態が、結果的に世界で4番目に多く石油を消費する、精製の結果生まれるガソリンの値段を引き上げた原因には「増税」も深く関与しているのです。

まとめ・いつまで続くのか?ガソリン高騰時にできる対策とは

いずれ200円の大台を越すのではないかといわれているガソリン 。
世界的に襲っているといわれる、物価が連鎖的に上昇。
インフレへの恐れ。
身近な問題とて、物価の上昇はもはや生活的にも圧迫し続け個々の生計を脅かしています。
節約、節制、とそれに対する対策は乏しいですが、こういった時程、情報に踊らされない事が必要となります。
不安は不安によりいっそうの拍車をかけ、判断を誤らせる場合があるため自身のいる現状をきちんと把握する事が大事ともいえるでしょう。
その上で、節約、節制、する対象を判断する事が大事です。