誰もが子供の頃から親しんだ「カブトムシ」

そのカブトムシについて「オスとメスの違い」「成虫と幼虫の飼い方の違い」「虫かごの大きさ」「土・温度」「霧吹き等の使用」といった飼い方や使用方法を記載しています。

カブトムシの飼い方「カブトムシとは」

カブトムシ(甲虫、兜虫)は、コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科・カブトムシ亜科・真性カブトムシ族に分類される昆虫ですが、カブトムシ亜科 (Dynastinae) に分類される昆虫の総称としてそう呼ばれています。
大型の甲虫で、名前の由来は、大きな角のある頭部が日本の兜のように見えるためです。

カブトムシの飼い方「カブトムシの特徴・オスとメスの違い」

大きさは、体長はオス30-54mm(角を除く)、メス30-52mmほどです。
オスの頭部には大きな角があり、さらに胸部にも小さな角があります。
この角は皮膚が発達したもので、餌場やメスの奪い合いの際に使用したりしますが、この角の大きさは幼虫時の水分や栄養状態で決まります。
メスには角はありませんが、わずかに頭部がとがり、脚が太く、鋭いとげが発達しています。
実はこれは土の中にもぐるために都合がよいからです。

カブトムシの飼い方「カブトムシの生息範囲」

日本では本州以南から沖縄本島まで分布しています。
です が、北海道には人為的に定着したものらしいです。
(もともとは北海道にカブトムシはいませんでした)
日本以外にも朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島まで分布していますが、日本では子供に人気があるカブトムシも、南西諸島等のサトウキビ栽培地域では、カブトムシ亜科に属する別種のサイカブトですが、サトウキビの農業害虫として駆除の対象になっています。

カブトムシの飼い方「カブトムシの食性」

成虫はクヌギやナラ、場所によってはサイカチやヤナギなどの樹液を餌にし、カミキリムシの産卵や幼虫の摂食活動などによって傷がつき樹液が染み出た樹木に集まっいました。
ですが、最近はボクトウガの幼虫が餌となる小昆虫を誘引するために樹幹に掘った孔の出入り口を加工して、常に樹液が 出るようにしている場所が多いことがわかってきましたが、カブトムシの採取する場所選びの時に、昔は牧や炭をつくるために木を育てていた林には、カブトムシの集まるみつ(じゅえき)の出る木がたくさんあるとも言われていたようです。


カブトムシの飼い方「野外での採取場所や注意点」

コナラやクヌギは、どちらも雑木林に多い木で、他にもクリやヤナギの仲間があります。
田園や長期にわたって、お米を作っていない田圃跡に、ヤナギの木が生えていたら、調べてみると良いでしょう。
昼間はカブトムシはいなくても、カナブンやジャノメチョウ、アブなどがみられます。
ですが、スズメバチがいることもあるので、注意してください。

カブトムシの飼い方「幼虫から成虫になるまでの過程」

カブトムシは卵から幼虫として生まれ 蛹 になり 成虫になるという完全変態をおこないます。
交尾を終えたメスは、腐植土または腐食の進んだ朽木の中にもぐりこみ、20-30個程度の卵を産みつけ、卵は直径3mm程度で丸く白色をしており卵は2週間ほどで孵化します。
孵化直後の幼虫は白く、やがて頭部は褐色に色づき、頭部は硬いですが、胴体は白く柔らかく、幼虫は腐植土や柔らかい朽木を食べて成長します。
糞は楕円球形で、幼虫自体に目はなく、大アゴを擦り音を出すことで他のカブトムシの幼虫と接触することを避けています。
幼虫の天敵はコメツキムシや寄生バチの幼虫、モグラ、アリなどですが、他にもカビやウイルスによる病気で死んでしまいます。
幼虫は成長に伴って2回の脱皮をおこない3令幼虫が終令で、この頃には体長が100mmほどに なります。
冬を過ごした3令幼虫は4月下旬から6月ごろに体からの分泌液で腐植土中に蛹室を作り、そこで脱皮をして蛹(さなぎ)となります。
オスの場合は蛹に脱皮する時に頭部に角ができるので、その地点で判別でき、蛹ははじめ白い色をしていますが、橙色、茶色を経て黒ずんでいきます。
やがて黒ずんだ蛹の殻に割れ目が入ると、脚をばたつかせながら殻を破って羽化します。
成虫の翅は白い色をしていますが、翅を伸ばしてしばらくたつと黒褐色に色づいてきます。
成虫は翅が固まると、夜を待って地上に姿を現し、この後の成虫の寿命は1~2ヶ月ほどで、7月~9月頃に発生した後は全て死んでしまいます。
クワガタムシのように越冬することはできません。
しかし、場合によっては人間 の飼育下で11月くらいまで生きることもあるようです。

カブトムシの飼い方「虫かごの大きさや入れる土について」

卵から幼虫になるまでは、飼育ケースの大きさに注意してください。
飼育ケースは小さすぎると、幼虫同士が接近しすぎて体が傷つくことがあるからです。
幼虫がある程度の大きさに育ったら、大きなケースを用意するか、個別に分ける飼ってください。
その飼育ケースにいれる土は、ペットショップや昆虫専門店・ホームセンターで販売されている専用のマットを使うのがよいでしょう。

カブトムシの飼い方「霧吹きなど使い湿度を保ちましょう」

適度な湿気が重要で、マットを握って崩れない程度がよいとされていますので、霧吹きで定期的に水をかけてください。
幼虫が土の上に出てきている場合は、明らかに湿気が不足している証拠なので気をつけて。
また、卵と蛹はつぶ れやすいので、秋口(卵の時期)と春(蛹の時期)にはマットを掘り返さないようにしてください。
万が一、蛹を掘り返してしまった場合は、マットに蛹室の代わりとなる縦長の窪みを作り、そこに蛹を立てて入れておくとよいですよ。
成虫になってからの飼い方ですが、意外と簡単です。
脱走しないよう蓋がしっかりと閉じる飼育ケースを用意し、カブトムシの寝床となるマットと止まり木をその中に入れ、直射日光の当たらない暗くて涼しい場所で飼ってください。
カブトムシは体色が黒なので日光が当たると体温が上昇し死んでしまうからです。
幼虫と同様、霧吹きで定期的にマットに水をやるのもポイントです。

カブトムシの飼い方「カブトムシのえさ」

成虫の餌は市販のゼリー、樹液、又は果物(リンゴやバナナ等)などを与える とよいですよ。
意外と昔からのエサの定番であるスイカやメロン等は水分が多すぎるため、カブトムシが腹を下しやすく、食べ過ぎると下痢をするのであまり進められません。

カブトムシの飼い方のまとめ

誰もが子供の頃から親しんできたカブトムシの飼い方について調べてみました。
カブトムシが好きな子供さんだけではなく、子供さんと一緒に行くお父さんやお母さんにも、昆虫採集には注意しなければいけない要点もありますので、是非参考にしてもらい「親子のコミニケーション」を深めていただく事に使っていただければ幸いです。
カブトムシの飼い方マニュアル、おすすめです!